子どもにとっての離婚
「ココ、きみのせいじゃない」という本を読みました。
アメリカの女性がかいた
「はなれて暮らすことになるママとパパと子どものための絵本」です。
モデルはくまの親子。
くまのパパとママの離婚を
子どもである幼稚園児の「ココ」がどう感じているのか、
それに対してココの両親はどう対応しているのか、が描かれています。
絵本ではあるけれど
作者は親のために書いたのだろうと
思わせるような内容でした。
事実、日本の調停の場でこの本を活用して
夫婦は別れても
親子の縁は切れないことを
当事者に理解してもらう取組をしているそうです。
家庭裁判所がわざわざ取り組んでいるということは
この問題が非常に難しいもであることを物語っています。
私がご相談を受けている現場でも
「養育費も何もいらない。
離婚をしたら完全に相手との縁を切りたい
22度と子どもを相手に合わせたくない。」
と希望される方が多いように思います。
その気持ちは痛いほどわかりますが
いつも申し上げているのは
子どもにとってはずっとお父さんとお母さんですよ、ということ。
養育費は
お母さんがもらうものではなく、
子どもさんの権利ですから
それを受け取る努力をしようとしないのは
子どもさんにとって失礼ですよ、ともお伝えします。
分かってくださる方もいれば、
それでも
二度とかかわりたくないと言われる方もいます。
その言葉の背景には
伝えきれない辛さがあるのだろうと思います。
それを思うと
それ以上のことは言えなくなります。
また、
「そんなものを望むより
私ががんばってこの子を育てます!」と言われる方もいて、
そういう方にはその気持ちを尊重することが
その方のこれからを生きるエネルギーになるのだろうなぁと感じて
心の中でエールを送ることにします。
でも養育費はあくまでも子どもの権利。
子どもが成人するまでは
いつでも請求できる権利があることだけは
覚えておいてほしいと思います。
親が離婚をした理由を子どもが理解するのには
長い時間がかかります。
ひょっとしたらわかってもらえないかもしれません。
でも、養育費を受け取っていることで
「別れた親が自分を忘れてはいない」ということだけでも
子どもにわかってもらえるようにしておきたいものです。
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